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漆の乾き方による色の異なり
 久しぶりの更新です。ネットのクッキーを消去してしまったため、管理者ページに入れず苦労しました。
さて今回は漆の乾かし方(乾き方かな)による、漆表面の色というか艶の話です。



この画像は同じ漆を使って盛り上げたのですが、その乾き方によってこんなに漆の艶が違ってしまう見本です。
左は梅雨の時期、乾燥庫に入れても早く乾きつや消しに仕上がった図、右は今の時期漆がゆっくり乾き(天気の良い日に盛り上げました)そして室に入れずに放置した図です。室に入れれば良かったと後悔しています。
最終的には右も左も磨いて同じような(あくまで同じような)艶に仕上げなければいけないと思っています。(あるいは時間が解決してくれるかもしれませんが)
これが冬の時期であれば、室に入れなければ漆は乾かないので、均一に仕上がると思うのですが。
今後は一日で左のようになってしまったらそのまま、右のようだったらすぐ室に入れなければ、と思っています。
いや漆は難しい。
author:keisetu, category:駒作りのノウハウ, 12:03
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字母紙の作り方
 字母紙は駒作りにとってなくてはならないもので、その良否によって最終的な駒の価値が決まってしまうほど重要なものです。人からもらった字母紙でそのまま作るようでは、良い作品は望めません。
そこで自分の字母紙を作るわけですが、今回は駒のコピー、もらった字母紙を修正する方法をご紹介します。
まず原図を400%弱にコピー機で拡大し(なぜならコンビニ等のコピー機の拡大最大は400%、縮小は25%のため)、その上からトレーシングペーパを乗せ、筆ペン及び修正用白ペンで、修正しながら書いてゆく。



その後、字が中心になるように5角形の枠を書いてゆく。



左が5角形の半分の塩ビ板で作った治具、右が中心位置直角・底辺の長さを決める治具です。
字母紙拡大図が出来上がったら、必要な枚数25%に縮小コピーする。(コピーを必ず必要な枚数する。コピーのコピーをすると字が甘くなってしまうため)
これを切り抜いて台紙の張ってゆく
そして出来たのが下記字母紙です。この字母紙2枚で駒1組分です。


author:keisetu, category:駒作りのノウハウ, 12:12
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目止め
 本日は目止めの話
出来れば目止めは、木地と漆の間の食いつきを悪くするものですから、やらないに越したことはないわけですが、現実はそうはいきません。残念ながら完全に透明な漆は存在しませんから、化学製品に頼ることになります。
彫り駒
生地へのしみこみが良く、漆との親和性が良ければ、ある意味何でも良い。
水性ニス(アクリル系エマルジョン)、セラックニス、つや出しニス(ドープ系)といったところ。水性ボンドは漆との親和性が最も良いのだが水研ぎには向かない。コマが完成した後、湿度によって目止め部分が柔らかくなるのが心配だが、このような環境にコマを置く事はまずないので、これもOKとしておきます。
彫り埋め、盛り上げ
水性ボンドを水研ぎしたとき、段差が出来るので向かない。また水性ニスは瀬戸磨きをしたときは、そのアクリル樹脂部分がはみ出して木地表面を汚すので向かない。(いずれも厚塗りをした場合)
塗るときのノウハウ
いずれも希釈液で薄めて使う(2〜3倍)、水性ボンド、水性ニスは水
部分的に厚くならないように、次のように斜めにして、塗る面が水平になるようにする。



画像の板は塗料がもっともくっつきにくいポリプロピレン板です。
ある程度乾いたら、彫った溝に残った目止め剤は、筆あるいはティッシュで吸い取ります。
2回塗りを基本とします。
author:keisetu, category:駒作りのノウハウ, 11:44
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盛り上げの際の漆の量
 盛り上げの際、漆の量についての話
私の場合文字の太いところは高く、細いところは低く書くのをモットーとしていますが、ある現代の名工の作品を見る機会があって、漆の量を見ると、かなり低く、確かに上品なのですが、数回対局すると、漆がなくなってしまうのでは、と思いました。
私は漆の量は高すぎず低すぎず適量が有ると思います。ところがこれが意外と難しく、初めのうちはどうしてもボテっと漆を置きやすく、どうしても高くなってしまうものです。この場合字の交点がダレ安く、丸くなってしまうこと、鋭角のところは特にみっともないものになってしまうことが上げられます。
これを防止するためには、漆の量を盛りすぎないことの他に、柔らかすぎる漆を使わないこと、書く際に交点で書く方向の交わる漆(例えば車の最終画、縦棒を書くとき、横棒:おそらく5本:の漆)を引っ張らないことです。また鋭角部分は必ず鋭角方向に向かって(2方向共)書くことです。
author:keisetu, category:駒作りのノウハウ, 11:05
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駒の削りについて
 皆さん、彫り駒の漆を塗ったあと、彫り埋めでは錆漆を埋めた後の削り出しはどうしてらっしゃいますか。
 水研ぎ、空研ぎいずれの場合も注意する点があります。
 廻し研ぎが初心者には良いとされますが、私はそう思いません。私は駒を直線に木目方向に引くのが良いと考えます。
 まず削りカスが削りを妨げるのをご存じですか。廻して研ぐと駒の中心部分に削りカスがたまり、駒の5つの角が落ちやすいと言うことです。また丸く研ぐとどうしても長い時間廻しますから、削りすぎてしまう恐れがあると言うことです。直線に引きながら毎回削り面を観察すると、削りすぎ、片減りを防止できます。
 もちろん直線引きでも引く方向の反対側(駒の天面を上にして下に引く場合は、天面側)にカスがたまりやすく、駒尻側が余分にとれ、丸くなりやすい欠点はあります。
 側面(天の2面を除く)の削りは、例えば駒尻を右側にして右へ引く場合(側面を廻して研ぐ人はいませんよねえ)は右側(駒尻側)が先ほどの理由から、多くとれやすいので、必ず持ち替えて(天を右側にして)同じ回数引くようにしましょう。(駒の側面上側にサンダーの傷が残っているのをよく見ますが、この理由によります)駒尻面も同じようにしましょう。
author:keisetu, category:駒作りのノウハウ, 13:15
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焼き漆
 今日ご紹介するのは「焼き漆」です。



何の変哲もない呂色漆の写真ですが、黒呂色のラベルが滲んでいるのがお解りでしょうか。
この季節、またこれから、せっかく頑張って30枚も盛り上げたのに、翌日空締めのつもりで除湿庫のなかに入れておいたのに、全て漆がくしゃくしゃになってしまって、全てパーという経験が皆さんお有りでしょうか、私は有ります。
この場合乾かない「焼き漆」を作って混ぜましょう。
作り方は簡単です。
まず鍋にチューブがかくれる程度の水を入れ、沸騰させます。このまま30分ほど湯煎してください。
新品のチューブは入れないように、満タンのチューブはパンクします。使い古しの半分ぐらいになった漆を湯煎してください。
混ぜる量は元漆の1/5〜1/4程度(入れすぎると一週間たっても乾きません。くれぐれも入れすぎに注意、一月たつと乾きますけどね)入れて10分以上良くかき回す(10分は本当に長いですよ)
ただ有名な「キコリ」さんに聞いたところによると、故障を起こすこともあるとのことでした。
各人の責任によって試してみてください。
author:keisetu, category:駒作りのノウハウ, 10:35
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防湿庫
 これから先、盛り上げにとって嫌な季節がやってきます。
湿気によって書いている最中、漆がドロドロになって書きにくくなってくるのと、空締めなしで漆を固めるのと同じですから、漆の表面が縮んで、シワシワになってしまう。
これを防止するためには漆の出す量は、10枚程度書ける量を少しずつこまめに出すことと、防湿庫の中に書いた駒を入れて空締めすることです。



この防湿庫は東洋リビングの「オートドライ」というやつで、3万弱で手に入ります。表の湿度の
−20%程度にコントロールしてくれます。私の場合は気休めかもしれませんが、更に下に水が溜まる、防湿剤も追加しています。これで空締めを2日も行えば、シワシワになることはまずありません。
author:keisetu, category:駒作りのノウハウ, 09:20
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駒の水研ぎについて

 彫り埋めの水研ぎ(出来れば全て空研ぎがよいのですが、サンドペーパーがいくらあっても足りない)の際、駒が反ることがあります。これは水研ぎのせいばかりでなく、錆び漆を乾かすために、湿度を掛けすぎた場合でも起こります。

上の写真では上下が後ろ側に、下の写真は中央部分が後ろ側に反ってしまったのは明らかです。この場合には、あせってこれ以上研いではいけません。
始めは平らだったのですから、このまま2〜3日放置しましょう。(できれば乾燥ボックス等に入れて)そうすると必ず元に戻ります。
この反る現象は良い(高い)木地であればあるほど起こります。虎斑の場合は虎斑模様の形で削り残しが出ます。この場合もなるべく長い時間放置するのがよいでしょう。
待ったおかげで下の写真のように、部分的に細くなったりせず無事に研ぎ出すことが出来ました。

author:keisetu, category:駒作りのノウハウ, 00:10
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今日は駒に貼る紙の話
今日は駒に貼る紙のお話。
駒に貼る字母紙に要求される性能としては、
’いこと糊等で濡れたとき強度が充分あることJ厂未濡れたとき
反らないこと等ですが、これを充分満足するのいが、今回ご紹介する「雁皮紙」です。
この紙は私の知っているところでは、世界中で最も薄く、室内飛行機
(あのプロペラがゆっくり回って、ゆっくり飛ぶあのフェザープレーンと
呼ばれる飛行機です)に使われる紙です。
下の画像のように手が透けて見えます。



この紙に字母紙をコピーして使用します。
但し非常に薄いため、コピー機には掛かりませんので、コピー紙にスプレー糊
で貼り付けて、コピー機に掛けた後、剥がして使用します。
(ある駒師の方はこの紙を字母紙の上から、鉛筆で写して使うのをNHKのテレビ
で見たことがあります。)
これを駒木地の上に被して、位置決め後、水性木工接着剤を薄めた糊で上から
貼ります。下の画像はその様子です。(ピンぼけですいません)



下の画像は貼って乾かしたものです。木地の模様・米マーク(錆び漆を研ぎ出すとき
片減りしないように木地に書いたマーク)がはっきり透き通って見えます。



紙の厚みのために、字は細くならないし、強いし、何と言っても、位置決め後、上から糊を
しみこませれば良いのが、、メリットです。
ぜひ一度お試しあれ。
但、最近雁皮紙の値上がりが激しく、2〜3年前までは1枚200円(A2サイズ)くらいで
買えたのですが、先日買ったら@546円もしました。(機械漉きのものだったら、少し弱い
のですが、@200円ぐらいで買えると思います)
author:keisetu, category:駒作りのノウハウ, 22:07
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