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2009.05.19 Tuesdayこれから先、盛り上げにとって嫌な季節がやってきます。
湿気によって書いている最中、漆がドロドロになって書きにくくなってくるのと、空締めなしで漆を固めるのと同じですから、漆の表面が縮んで、シワシワになってしまう。
これを防止するためには漆の出す量は、10枚程度書ける量を少しずつこまめに出すことと、防湿庫の中に書いた駒を入れて空締めすることです。
この防湿庫は東洋リビングの「オートドライ」というやつで、3万弱で手に入ります。表の湿度の
−20%程度にコントロールしてくれます。私の場合は気休めかもしれませんが、更に下に水が溜まる、防湿剤も追加しています。これで空締めを2日も行えば、シワシワになることはまずありません。
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2009.05.14 Thursday駒を彫るとき一度でスパッと彫れると良いのですが、非力な私ではなかなかうまくいきません。そこで静山さんがやっていたという、駒彫バンドなるものを見せていただき、それを参考に作ったのがこのバンドです。
上が印刀、下が当バンドです。これを印刀の後にはめて、指にはめて次のように使います。
強く駒に印刀を食い込ませるためには、指先と印刀の間に強い摩擦が必要ですが、当バンドでそれが軽減され、楽に彫れるようになります。
ついでによく「左手の親指で彫れ」と言いますが、これは一面正しいのですが、実際の右手の動きとしては、左手の親指を支点として、てこの原理で右手を力点として彫ると、少ない力で印刀を深く駒に食い込ませることができます。
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2009.05.11 Monday私はほとんど使ったことは無いのですが、 盛り上げ用の目止めとして、よく水性着色砥粉なるものが使われます。最近入手困難になってきているとのことですが、調べたところ、これは単なるアクリル塗料であることがわかりました。そこで画材屋に行くと色色なものが置いてあり、どれも立派に水性着色砥粉以上に役目を果たしました。
後列左が「ハイグロスバーニッシュ」、同右が「ジェルメディアム」、この他に「クロスポリマーメディアム」というのがあります。いずれも前2つのような透明タイプのアクリル絵の具を混ぜて使います。(使わないと白っぽくなります)
できれば使いたくないのですが、たまに(特に島柘植に多いのですが)瀬戸磨きをしようが、プラスチック磨きクロスで磨こうが、漆が滲んでしまうどうしようもない木地があります。今まで2〜3回使用したことがあります。各人の責任において使ってみてください。